（平成２１年２月２３日放送　ＲＣＣテレビ）

牡蠣は「滋養の素」

牡蠣は精がつく「滋養の素」と言われ、古くから強壮食として食べられてきたのは牡蠣に含まれる亜鉛が男性機能を若く保ってることを昔の人達は知っていたのです。
ドイツの初代首相ビスマルクは一度に175個、文豪バルザックは一度に144個の牡蠣を平らげたといいます。ジュリアス・シーザーは、「彼がイギリス遠征を行ったのは、テームズ河口の牡蠣を手に入れるのが最大の目的だった」と言われるほどの牡蠣好きでした。ナポレオンは、３度の食事に牡蠣をかかさなかったと言われ、 我が国の牡蠣好き有名人は武田信玄などがあげられます。


精力減退や勃起障害に

亜鉛は、男性の性器や精液中にも沢山含まれており、欠乏してしまうと、妊娠させる能力を持たない精子ばかりが生産され、不妊症の原因となったり、精力減退や勃起障害、前立腺肥大などが起こりやすくなると言われています。
食品の中で牡蠣には亜鉛がダントツに多く含まれていて、２〜３個食べれば一日の必要量を摂ることができるのです。
他にも牡蠣には、タウリン、鉄、グリコーゲンなども沢山含まれているのです。

セックスミネラル −亜鉛−

前立腺は「男性副性器」と呼ばれる男性特有の臓器。
精液の大部分はここからの分泌液であり、その分泌液は精子の栄養源となり、精子の生産を促進すると言われています。また、前立腺は精液の抽出を促す働きがあり、勃起力にも大きな影響を与えるのです。
その前立腺に亜鉛は深く関わっているのです。
アメリカでは、“セックス・ミネラル”として、亜鉛がブームになっているようです。
日本人は、最も亜鉛不足な国民であると有名テレビ番組でも放送されました。実は、日本人はダントツでセックスレス世界一位の国民なのです。

牡蠣の健康効果

かきはアミノ酸の一種タウリンが多く含まれており、タウリンには、血圧や血中のコレステロール値を下げる効果があり、高血圧症や、動脈硬化の防止に役立つ。
また、かきの栄養成分でよく知られる鉄は、女性に多い鉄欠乏性貧血の予防に効果がある。ほかにもカルシウム、銅、亜鉛などのミネラル類を多く含み、ビタミンＡ・Ｂ１・Ｂ２・Ｂ１２などのビタミン類も豊富に含まれている。
ヨーロッパではかきは、単に美味しいというだけでなく、スタミナ増強の食品として古くから利用されており、動脈硬化・肝臓病・心臓病などの生活習慣病（成人病）、神経過敏症、精力減退に効果的に働く作用がある。またかきは、視力回復にも役立つ。

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